気まぐれ更新カイリキの海釣り日誌

去年の秋から釣りをはじめました!メジナ、クロダイ、アオリイカ等を狙ってウキ釣りやエギングの海釣り(堤防・磯)に挑戦中!神奈川県の三浦半島付近にて

初心者が1年で10本の釣り竿を使って行き着いた3本

初心者にオススメの汎用釣竿はこれだ!!

なんて言えるといいんですがとてもそんなレベルではないので自分のこれまでの試行錯誤の記録です。

海釣りを初めて1年の初心者ですが、まず最初にクリアしなければならなかったのが釣り竿選び。気がつけば1年で10本もの釣り竿を購入しており、今なお釣り竿選びに試行錯誤しています。そして未だにこれというものにはたどり着いていないという……。とはいえ少しずつ分かってきたこともあるのでそれについて書いてみようかと。

1年前に海釣りを始めるにあたって購入した竿はこれでした。

しかしこれは数回使った後すぐに使わなくなりました。理由は使いにくかったからです。その理由はというと、

  • 長い
  • 重い

釣りを初めて1ヶ月くらいはサビキ釣りをメインにしていました。サビキ釣り用の竿を探してWebで調べてこれを選んだわけではあるのですが結果的には失敗でした。その理由をより具体的にいうと……、

  • 長い竿は初心者には扱いが難しく大変
  • 岸壁をメインの釣り場としていたので短い竿で十分だった
  • 大物はまったく釣れなかったので竿のパワーの恩恵を感じるケースがなかった
  • 1日持ち続けると疲れて持っていられない

サビキ釣り用の竿を調べたときに候補はいくつも出てきたのですが、当時は釣りで疲れるなんていう発想がなかったののと、長いほど大きな魚が釣れそうな気がしてつい無駄に長い竿を選んでしまったんです。しかしこれは失敗で結局この竿は使わなくなります。

その後手軽な竿を探して同じモデルのより短いもの、シーバスロッド、エギンロッド、アジングロッド……、といろんなロッドを試します。その中でもしばらく多彩な用途に使っていたのはエギンロッドでした。エギンロッドはとにかく軽く、長さも手頃で扱いやすかったからです。それにほとんど釣れなかったので掛かったあとの心配がそもそもなかったわけですが……。

が、このお気に入りのエギンロッドはフカセ釣りで一瞬置き竿したスキに水中に引きずり込まれてしまい痛恨のロストとなりました。

そして新たにロッド探しの旅が始まり、それまでの10ヶ月の経験をもとにさらなる試行錯誤があって現在進行系で活躍しているのがこの3本です!

堤防用の超軽量ロッド

シマノ ボーダレス ショートスペック 180L-T

まずは超ライトな釣り竿の究極系としてこれです。岸壁の足元狙いでは2.62mエギンロッドでさえ長く感じるケースがあり、思い切って購入した1.8mのロッド。主に堤防や岸壁と行った足場が良くて水深のあるところで使っています。思ったより硬い竿でしたがその分タフさを持っていて、先日は60cmのボラをこれで釣り上げたのでその実績は証明済みです。

先日下田でシマアジを手返しよく釣りまくったのもこの竿です。

260cmのモデルにしようかめちゃくちゃ悩んだんですが、1度この長さを経験したくて180cmにしました。

とにかく軽くて自重はなんと65g!これで60cmのボラが上がるのだからすごい。ただしボラが掛かったときはそりゃもう大変で超ヘビーなファイトが経験できちゃいました!

花暮岸壁や城ヶ島岸壁といった足場のしっかりしたポイントでウキフカセ釣りでをするときはこの竿を迷わず出しています。

磯でのウキフカセ釣り用ロッド

シマノ ボーダレスBB 磯 420ML-T

エギンロッドでのバラシを何度か経験し、よりパワフルかつ繊細なロッドが欲しくなり購入した一本です。

磯でウキフカセをする際はこっちをメインにしています。磯では足場から水深のあるポイントまでは数メートルの距離があることが多く、竿の長さがほしくなります。かと言ってロッドの重さは限界まで軽くしたい……というコンセプトで探してこれにたどり着きました。

自重は125g。その長さとは裏腹に、とにかく軽いので持ったときに印象はその長さが嘘のよう。重さを全く感じません。

先日の伊豆下田遠征ではこれで62cmのボラを掛けちゃいましたが、上記の180cmロッドに比べたら拍子抜けするくらいかんたんに取り込めました。

磯竿は5.3mが一般的なそうですが今の所長さに不便は感じてないです。ただ思った以上に竿が柔らかかったため30cm近いサイズのメジナをタモなしで引き抜こうとするとかなり竿がしなるので、もう一段回固めのモデルを選んでもよかったかも。

ショアジギング用ロッド

シマノ コルトスナイパー S1000MH

ウキフカセ用とは別にショアジギング用にと持ち歩いているのがこのロッドです。

もともとはエギングロッドでジグを投げたいたのですが、ジギングで釣れないのは竿のせいだと思い込み購入した専用ロッドがこれです。

最初に持ったときは長いし重いし(3mで297g)こりゃ使えんと思ったのですが……、最近ようやく扱えるようになってきてジグを投げるときはこれを使ってます。先週ショゴ40cmを釣り上げたのもこれです。

エギングロッドと比べて何がいいかというとジグが飛ぶし安心感があります。エギンロッドでは20gのジグがベストなんですが、これは40gのメタルジグを全力でかっ飛ばすことが可能です。最初は重く感じましたが使っているうちに体が慣れてきてエギンロッドでは物足りなくなってしまいスタメン入りしています。

まとめ

釣りを始めた頃は釣れないのは釣り竿のせいでは……なんて考えてしまっていました。この1年で10本の竿を使ってみてわかったのは、堤防からのちょい投げウキフカセ釣りでは、釣れるかどうかにロッドの性能は直接影響しません。特に掛かるまではまったく関係なないです。ただし大物が掛かったときにバラシを避けられるかどうかにはもちろん関係します。

じゃあどんな竿でもいいのかというとまったくそうは思いません。それは掛かったあとのやり取りのしやすさはもちろんなんですが、それ以前に快適に釣りを継続できるかどうかが大事だと思うからです。適切な竿というのは疲労を最小限に抑えつつ手返しを良くしてくれます。釣り場にいる間に何回投げることができるか、あるいはその過程がいかに楽しくてその時間そのものを有意義に過ごせるか、そしてまた再び釣りに訪れようと思うかどうか。これが結局釣果を左右すると思うからです。

とはいえ特定の魚種に特化した専用竿を何本も所有するのは大変なのである程度汎用的なロッドがほしくもなります。この辺はその人の好みやスタイルで大きく選択の方向が分かれるところなんじゃないでしょうか。しかしこれまで釣りをしたことがなかったわけで自分にあったロッドを選ぶのは本当に難しいです。自分が何をしたいのかそれを見つけること自体が難しいです。そしてそれにふさわしいタックル選びとなるとまた難しい……。というわけでまだまだ試行錯誤は続きそうです!

もし過去の自分に最適な1本をオススメするなら……

これは考えてみるとなんとも難しい……。これまでの自分の経験をすべて思い返して考えてみます。

サビキ釣りやエサ釣りもしたいし、ルアー(メタルジグもワームもエギも)投げてみたいし、そして何よりも軽くて扱いやすく絶対的に疲れないロッド。そう考えるとこれか。

シマノ ボーダレス ショートスペック 260M-T

上に書いたロッドの260cmバージョンです。ボーダレスのショートスペックは一番のお気に入りで、軽いのに強いです。汎用性な扱いやすさは260かなと。ボーダレスはその名の通り釣り方を選ばない汎用性がコンセプトの釣り竿。価格は高めですが結局釣りにハマって1年で10本ものロッドを購入してしまったわけで、そう考えれば扱いやすいロッドを1本買ってしまうのが正解では?という結論です。汎用ロッドはもちろん専用ロッドには局所的な性能で劣るでしょうが、初心者にとってはその違いがわかるまでが大変な道のり。この竿は今まで買った中では唯一専用のロッドケースが付属しているので携帯性も抜群。

おそらくはここからさらなる高みを目指して各種専用ロッドが欲しくなるわけですが、その深みへ進むまでの一歩として、また携帯性が良い分サブロッドとしてはとても優秀。未経験者と同行する際にも活躍してくれるはず。