気まぐれ更新カイリキの海釣り日誌

去年の秋から釣りをはじめました!メジナ、クロダイ、アオリイカ等を狙ってウキ釣りやエギングの海釣り(堤防・磯)に挑戦中!神奈川県の三浦半島付近にて

『ウキフカセ』vs『フカセ』どっちが釣れるか2人の対決!?

こんにちは、釣りに行けない日は、どうしたら釣れるようになるのかばかりをつい考えてしまうカイリキです。大きなメジナはどうしたら針に掛かるのか……そんなことに漠然と思いを巡らせてしまいます。

ブログ書くには言葉にする必要があり、言葉にするにはちゃんと用語を知らないと書けません。そもそもフカセ釣りとは何なのか?

道糸やハリスにガン玉やオモリを使わない、仕掛けをふかせる釣り方の呼び名であるが、現在では主にウキフカセ釣りのことを指す。

ウキ釣りのすべて(主婦の友社)より

ちょっと曖昧だけど本来は仕掛けをふかすということか。そういえば落とし込みというのも聞いたことあるけど……

●落とし込み釣り 軽めの仕掛けを上から下にゆっくりと落とし込みながら釣ります。

●フカセ釣り ハリのみ、もしくは非常に小さなオモリを付けた仕掛けで、海の中でエサが流されて自然な動きをすることで魚の喰いを狙う釣り方です

ヘチ釣りとは?<落とし込み釣り>

なるほど、エサが流れているように見せるのが「フカセ釣り」、上から下に意識的に落とすのが「落とし込み釣り」。

そしてウキを使えばエサは底へは落ちず一定のタナを漂うから「ウキフカセ釣り」となるわけか。とすると、カイリキの最近のスタイルはこのウキフカセ。主に2Bのウキに1〜1.5mほどウキ下をとってオキアミやアオイソメをグレ針に刺している。

(ウキフカセの仕掛けはカイリキには難しく、本やネットで調べても知らないパーツがたくさん出てきてよくわからなくて、そんなにたくさんの部品が本当に必要なの?と半信半疑なので仕組みが一層頭に入ってこなかった……。ようやくこの夏に重い腰を上げてウキを使うようになり、最近は仕掛けの構造を覚えつつあります。)

少し前まではウキを使わなかったのでただのフカセ釣り(?)。ウキを付けずハリスにただガン玉をうちアタリを待っていた。しかし、エサを落とす範囲がどうしても狭くなってしまい、もう少し先に大きな魚がいるに違いない!と信じて徐々にウキを使う機会が多くなった次第。今では毎回ウキを使うスタイルへと移行した。

一方、先週も一緒に釣りしたIさんはウキを使わない。ウキを勧めたことはあるのだが面倒そうだから使いたくないと。というわけでIさんはメジナ狙いでもガン玉と袖バリだけの超シンプルなフカセ釣り。明らかな弱点の一つは釣り場が限定されることで、この釣り方では釣り竿が伸ばせる範囲に魚がいないとどうにもならない。しかもIさんはメジナ釣りでも1.8mのアジングロッド。ほんとに足元しか狙えないのにそれで良いらしい……。

釣果でみると、この夏メジナ釣りを始めたカイリキの成果は最大33cm。iさんは29cm。今の所カイリキがリードしている。が……カイリキの方がチャレンジしている時間が長い。そしてIさんはアジングロッドと細いハリス(1号)でメジナを狙っているので、何度も大物をばらしている。大物をヒットさせた率はIさんの方が高かったであろう(Iさんのロッドは30cmクラスがかかるとしょっちゅうギャラリー集まるほど見事に曲がるので中クラスが大物に見えがちではあるが、それを差し引いてもよく大物にハリスを切られている)。

この異なる2スタイルが釣果にどう影響しているのかは興味深いところで、これについてもう少し考えてみたい。

カイリキがウキ釣りの技術を日々身につけようとしてきたのに対し、Iさんはひたすらアタリの察知とアワセの技術を磨いていた。Iさんのアワセ力の向上はめざましく、柔らかいアジングロッドでもアワセが決まると針がメジナの上あごを貫通し、決して外れない掛かりとなるのだ。聞くと最近はアタリを感じたら即座にアワセるらしい。

一方カイリキはというと、ウキがちょんちょん沈む程度ではアワセない。ウキがぐーっと下に30cmほど引っ張られたのを確認してからアワセる。それ以前にアワセても乗らないことがほとんどだったからだ。しかしIさんはたぶんウキがちょっと沈むくらいのタイミングでアワセてるのであろう。ウキなしの仕掛けはラインが常に張っており、アタリに対する感覚をダイレクトに感じているわけで、アワセるタイミングの判断、反応速度がまったく違うはず。

そう考えると果たしてウキ釣りは正しいのかと疑問に思う。ウキ釣りは目視による釣りであり、これはウキを使わない仕掛けと比べて繊細なアタリの区別がしにくいのではないか……?(と思ってたまにウキを外してチャレンジするのだけどぜんぜん無理……あんなに釣れないよ……。2、3ヶ月前まではこれでやってたはずなのに)とはいえウキを使うことで攻められる範囲が圧倒的に広がることは確か。明らかな長所はあるわけで、ウキを使う以上この長所を最大限に生かさなければいけないのかもしれない。

少なくともウキを使って正解と思えるくらいまでは腕を磨かないと。そんなことを意識しながらメジナ釣りの挑戦を続けます。

毎回新しい気づきがあり、自身の成長も感じられるし、平日もこうやって勝手な想像に想いを巡らせて……。釣りは本当に面白いですね!